泌尿器科では副腎、腎臓、膀胱、精巣を中心に治療を行います。また悪性腫瘍以外にも排尿障害、尿路結石、女性泌尿器疾患(尿失禁、骨盤臓器脱など)、男性不妊、先天疾患、腎移植など多岐にわたります。
慈恵医大泌尿器科では病院の建学の精神である「病気を診ずして病人を診よ」に学び、また新しい知見とエビデンスをもとに、患者さまひとりひとりに適した治療を提供いたします。
特に前立腺癌では無治療経過観察、手術、放射線治療、ホルモン療法など選択肢の多い中、患者さまと治療方針を相談し納得される医療を行っていきます。放射線治療は2003年に初めて密封小線源挿入治療が導入され、現在まで1000件を超える治療実績を上げており日本の先駆け的施設です。手術では2004年に腹腔鏡手術が導入され開腹移行した症例もほとんどなく毎年100例近くの患者さまが手術を受けられています。代表的な治療法の推移は以下の通りです。