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MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法のご案内
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MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法のご案内
概略
当院では、2018年10月よりBiojet®システムを用いた「MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法」を先進医療として行っておりましたが、2022年4月から保険適用となりました。
MRI画像で、前立腺を疑う部分を認めた場合、その部位を規定し、このMRI画像と生検のエコー画像をBiojet®システムで融合させ、その異常がある部位を狙った標的生検(狙撃生検)を行います。
よりMRI異常部位を正確に診断することができるメリットがあります。
対象
MRIにて異常所見をみとめる患者さん
(PIRADS ( Prostate imaging -reporting and data system) ver 2, スコア3から5)
対象
高度の肛門狭窄
コントロール不良の糖尿病患者さん
穿刺部位の会陰部に感染巣がある患者さん
担当医師が不適と判断された患者さん
腰椎麻酔を行います。検査中、痛みはほとんどありません。
標的生検は、1カ所につき2-4本採取します。
通常の生検を10―12針採取します。(通常の会陰生検は22本が基本採取本数ですが,トータルでも採取本数は減ります)
1泊2日、当日生検後、入院し翌日尿道カテーテルを抜去後、通常午前中に退院します。
検査結果は10-14日でご説明いたします。
合併症は、出血、感染、尿閉などがありますが、これまで行ってきた会陰生検よりは採取本数が減ることが多く、通常の会陰生検と比較して合併症が増える可能性は低いと考えられます。
費用
2022年4月から保険適用となりました。3割負担の患者さんで約5万前後の自己負担となります。(差額別途代を除く)
外来
ご質問等ございましたら泌尿器科外来までお問い合わせください。
03-3433-1111
(代表)
担当 占部 文彦・岩谷 洸介・佐々木 裕(東京慈恵会医科大学・泌尿器科 講師)