低侵襲性: 小さな切開で行うため、手術による傷が小さく、術後の痛みが軽減され、回復が早いことが期待できます。また、出血量も少なく抑えることができます。
精密な手術: 拡大された3D視野と精密な鉗子の動きにより、複雑な手技もより正確に行うことができます。これにより、がんの根治性を高めるとともに、周囲の正常な組織や神経の温存にも貢献し、術後の機能回復(例えば、前立腺がん手術における尿失禁の早期改善や性機能温存など)の向上が期待できます。手術の効果やリスクの程度は、患者さん一人ひとりの病状、年齢、既往歴、全身状態などによって異なります。
安全性の向上: 手ぶれ補正機能などにより、より安全な手術遂行が可能となります。一方で全ての医療行為と同様に、ロボット支援手術においても、期待される効果が得られない可能性や、予期せぬ合併症が発生する確率はゼロではありません。
ロボット支援手術「ダビンチ手術」においては、手術支援ロボット「ダビンチ」を製造するIntuitive Surgical(インテュイティブサージカル)社の認定資格制度に加え、当院独自の厳格な承認システムを設けております。腹腔鏡手術と同様に、院内の専門委員会による承認を得た医師のみが執刀を担当いたします。
どの治療法が適しているかなど、ご不明な点がございましたら、当院外来の専門医にご相談ください。他の病院やクリニックからお越しの場合は、紹介状をお持ちいただけますと診療がスムーズです。ご協力をお願いいたします。